冷やし粘土
ひえひえねんど ひえねんど
さわるとカチカチ ひえねんど
そこには水が足りんのだ
アーバンスタイル 大理石
猫に見えなくもない、よね?
概念猫
バイトからの帰り道、少し遠くにあるガードレールの上にふたつの眼光があった。すごいところに猫がいるものだなあと忍び足で近付いてみたけれど、距離が1mをきった辺りで、どうもこれは猫ではないことに気が付いた。たぶん、公園の整備かなんかで一時的に外されたU字型の柵。冷静に考えてみれば細いガードレールの上に安定して乗っていられるわけないのだろうけれど、「まあ猫だしなあ」の一言で片づけられていたのすごいな。私も猫になりたい。にゃあにゃん、にゃごご。
絡まり
風呂上り、キッチンの端っこに大きなほこり・糸くずの集合体みたいなやつが落ちていた。よく見たら害虫を食べてくれる長い足をたくさん持った蜘蛛だった。そういえば、最近夏の夜にうろうろしてる素早い虫を見なくなった気がする。殺虫・予防スプレーが効いたのかと思っていたけれど、こいつが処理しておいてくれていたのかもしれない。基本的に足の多い虫は嫌いだけれど、こいつのことはまあいいかってなる。たぶん、足が長いぶん情報量が多くて、認知にバグが起きているから。とはいえ、いま動くのはやめてほしい。意思を持った生物だとわかってしまうと、バグが修正されて無理になってしまう。君のことを殺したくない。洗濯物を干して戻ってきたらいなくなっていた。急に足元に出てこなければ一緒にいてもいいよ。
学び
近々、大学方面に行く用事があるので、大学図書館で借りている言語学系の書籍をまとめて読んだ。酷く凡庸な感想にはなるけれど、やっぱり日本語っておもしろいな。言葉から感じられる色とか滲みとか、そういう表現の繊細さがとても良いなって思う。海外の言語に惹かれて、そっちを学びたいな/使えるようになりたいなと思ってたけれど、まず先にこっちを深めてみるのもありかもしれない。住んでいるまちの行ったことのない部分に何か楽しいものが隠れているみたいに、もっと面白くて嬉しいものが見つけられるのを待っているかも。
あと、どうやら私は古文漢文がなんとなくで読めるみたい。確かに、高校の時も大して勉強していないのに読めていた気がする。何故……。
就活の軸
この前、就活に関するインタビュー(ヒアリング?)調査に協力した。正直なところ、私みたいなのに聞いてもあまり収穫はないように思えるけれど、まあ(前にも1回協力したのもあってか)名指しでお願いされてしまったし、本当に微力だとしても役に立てるならと思い協力した。相手もまだあまり大きなところではないから、母数が増えるだけでも何らかの励みにはなれるだろうって思ったのもある。就活の軸を聞かれて、別にそんなの意識してやっていたわけじゃなかったからほとほと困ってしまった。ただ、話しているうちに、私はたぶん「自分らしさ」とか「空間の心地よさ」みたいなものにひとつ重点を置いているんだろうなってことに気が付いた。誰とも争いたくないし、かといって自分の意見を押し殺したいわけでもない。自分だけが楽しいだけじゃなくて、誰かにも自分っていうエンターテインメントを楽しんでほしい。なんか耳触りが良いだけで、そんなものはなかなかどうして難しいってわかっているけれど、それはそれとして、どうやらいまの私はこういうのを大事にしていたいって思っているらしい。へー。
逆説
「~けれど」が多すぎるのでどうにかしたい。あまりに多いからどうにか減らすように努めてはいるけれど、あ~また使おうとした。どうすれば良い。文章の構造を弄れば減らせることも間々ある。できるだけ減らしていまこんなふうになっている。書き言葉だけじゃなく話し言葉でもそうだし、たぶん、脳内の思考方法がそういう風になっちゃってるんだろうな。いろんな視点から観測しようとしているよみたいな。「~けど」じゃなくて「~が」とか「とはいえ、」とか使ってもいいけれど(もー!)、それでも逆説表現を使いまくってるのは変わらないわけで、なんだか無駄な足掻きなように思える。どうにかしたい。切実に、どうにかしたい。
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