知多方面徒歩旅2日目

2日目、7時くらいに起きた。眠気は全くないけれどあんまり回復している感じはしない。重たい足をどうにか地につけ立ち上がった。

朝ごはんにごはん、お味噌汁、おでん、各種漬け物を食べて、かなり心配されつつ家を出た。足が腫れていて靴を履くのもやっとな感じだった。これ、完全達成はたぶん無理だな〜なんて思いつつ行き先を確認する。衣浦トンネル、海の中を通れるトンネル。せめてここだけは行っておきたい。
マップ表示1時間ちょっとの道をだいたい2時間くらいかけて通った。平地でもきつい。外傷らしい外傷はないけれど、内部がやられてる感じがする。トンネル自動車入り口付近はトラックが通ってたり、急いでる車が多かったりした。元々運転気性の荒いことで有名なのもあってか、まあ……あまりよろしくない場面に出くわしたり遭ったりした。こわいね。

トンネル歩行者通路前、人が全然いない。1km程度のトンネルとはいえ、そうそう日常的に通ったりする場所ではないのかもしれない。
足を踏み入れると何やら音が聞こえる。どうやらラジオを流しているらしい。そこそこの音量だったからいいけど、もう少し小さく聞こえていたらかなり怖かったかもしれない。片足ずつ階段をぐるぐる下っていき、地下11階まで着く。階の間はそんなに長くなくて、だいたい5段で次の階にいけたからそこまできつくはなかった。

長い通路が見える。相変わらず人はいない。中心に向けて凹む感じになってるから、果てが見えなくて不安だった。なるほど、昨日調べたときに見かけた「心霊」のサジェストも頷ける。
足元に5m間隔の四角い模様、壁に80m間隔で看板が出てくるのでそれを支えに進む。壁にニコちゃんマークみたいなヒビが入っていてかわいかった。海の中って感じは全然しなかったけれど、いい道だ。

いい道といえば家→トンネルでちょっと道を間違ったんだけど、その間に「近くの学校の生徒たちが描いた壁画がたくさんあるゾーン」があってかなりよかった。写真は載せないでおくことにする。
話がそれた。トンネル内を進んでいって、反対側の上り階段が見えた。下りは前と同じようにきつかったけど、上りはそこそこ楽だ。気持ちの問題もあるかもしれない。
上りきって澄んだ空を見る。

……も〜〜〜!いいや!おしまいにして帰ろう!すごい達成感!この先にも気になる場所はいくつもあるけど、身体にはかえられないし、別に今回みたいな状態で行かなきゃいけないわけではない。また今度、万全なときに全力で楽しめたらいい!
ということで母の方と祖母に帰るね電話をした。そうしたら祖母が迎えに来て家まで送ってくれるそうだったので甘えることにした。ありがたいね。

前回と今回の違いはなんだろう。インソールか荷物の量か、寒さかいつもこの季節ある不調か、最終点が家だからか、はたまた見知った土地で甘える相手がいたからか……もしかすると全部かもしれない。ちょっと調べてみた感じ、足は後脛骨筋腱炎を引き起こしてそうなので安静にすることにします。

家帰って、お昼ごはんを祖母と食べて、なぜか姉の家に来て髪を染めてもらった。黒寄りの青みピンク。かなりかわいい感じで気に入っている。徒歩で頑張った経験とある種の挫折、あと髪染めを通してまたちょっとは好きな感じになれた気がする。これからもいろいろやって、いろいろと変わったり変わらなかったりしていきたい。

青叉です。

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